ペーパードリップ(カリタ式)でコーヒーを淹れてみよう
コーヒーを淹れる方法として、最もポピュラーな方法がペーパードリップではないでしょうか。
ドリッパー(穴の開いてる容器)にペーパーをセット、コーヒー粉をいれてお湯を注げばペーパーからろ過されたコーヒー液が抽出されます。
抽出が終われば、ペーパーごと残りかすを捨てられるので片付けも楽です。
手軽に入れることはできるのですが抽出時間や粉の量、お湯の温度で味のバラつきが出やすく、安定してコーヒーを淹れるのには少し慣れが必要です。
今回はカリタ式で淹れるハンドドリップの方法について、紹介していきます!
カリタ式とは?
ペーパードリップ用の容器はいくつか種類があり、一つ穴のもの、三つ穴のもの、穴の大きいものとお湯を注いだときに、ろ過のスピードが変わってきます。
カリタ式は三つ穴が開いているもので、一つ穴のドリッパーよりも早く抽出ができます。
早く抽出がでできるため、すっきりとした軽いコーヒーを淹れやすいというものもカリタ式の特徴となります。
用意しておきたい道具
- ドリッパー
2~4人用など記載があるので、抽出する量を考えて適切な大きさのドリッパーを用意しましょう。 - サーバー
目盛りがあるものを用意したほうが使いやすいです。こちらも大きすぎずサーバーのサイズにあったものを用意したほうがよいです。 - ペーパーフィルター
白色(漂白されているもの)の方が茶色(無漂白)のものよりも紙の臭いが残りにくく、風味もよくなるのでおすすめです。
※漂白といっても、酵素漂白剤といわれる塩素が含まれていない漂白剤を使うので、ペーパーには塩素が含まれていません。 - 専用のポット
注ぎ口が細くなっているものが使いやすいです。ポット型や直接火にかけれるやかんタイプなどもあります。 - コーヒー豆(粉に挽いたもの)
中挽きがペーパードリップには適しています - 計り(もしくは計量スプーン)
※あれば便利なもの
・温度計
・キッチンスケール(グラム数をはかれるもの)
ドリップしてみよう
【コーヒー粉の目安】
1カップ分 豆の量の目安 10g~13g (120ml - 150mlの抽出)
1カップ 10-12g 2カップ 20-24g 3カップ 25-30g 4カップ 30-40g
※コーヒー粉の量は多いほうが抽出しやすくなり、比較的安定したコーヒーを淹れやすくります。
① ペーパーフィルターをドリッパーにセット
ペーパーフィルターを折ります。 フィルターの底と側面にある縫い目を、互い違いに折ります(片方が山折りならもう一方は谷折り)
② 人数分のコーヒー粉を入れ、粉表面を平らにならします。
③ お湯の準備とサーバーとカップの温めます
サーバーとカップにお湯を注いで温めておくと、抽出したコーヒーが冷めにくくなります。
※湯の温度の目安 85~90度 コーヒーを淹れる上で標準的といわれる温度は、85~90℃。 高温だと苦み出やすく低温では酸味が出やすくなります。
④ 蒸らし
コーヒーに少量のお湯をそっと粉に乗せるように注いでいきます。粉全体に均一にお湯を含ませてから、20~30秒ほど蒸らします。
注ぐお湯の量は少量でサーバーにポタポタとお湯が数滴落ちてくるのが目安です。
☆お湯を注ぐポイント☆
フィルターにかけず「粉に乗せるように」注いでいきます。 蒸らすことでコーヒーとお湯がなじみ、コーヒーの成分を十分に引き出させます。
⑤ 抽出
『の』の字を描くように中心から外側へゆっくりと注ぎます。
表面が少し凹んできたところで、注ぐお湯の量とサーバーに落ちるコーヒーの量が同じになるように意識して注いでみてください。
※縁には注がないように、縁の部分はコーヒー粉の層が薄い(あるいは無い)ので、お湯を注いでも十分にコーヒーの味が抽出されません。
⑥ 杯数分まで抽出したら、ドリッパーを外す
ドリッパー内にお湯が残っている状態で抽出を終了します。 最後まで出し切ってしまうと、雑味やアクがでるので注意。3分以内を目安に抽出してみてください。
⑦ カップに注いでできあがり!
最初は難しく感じますが、淹れ方がわかってくると味の再現性ができるようにもなってきます。温度や抽出時間を調整することで、自分好みの味をつくれるのもハンドドリップの楽しさなので、ぜひやってみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
↓↓ランキング参加中!クリック頂けると励みになります↓↓