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コーヒー豆からカフェインを除去する方法

カフェインレスコーヒー・デカフェコーヒーと最近取り扱っているお店も増えていますね。日本でのシェアはまだ低いですが、認知度もあがってきています。

 

全日本コーヒー協会が出している輸入統計をみると、10年前に比べカフェインレスコーヒーの輸入量は2.5倍から3倍に増えています。

 

夜眠る前にも飲めますし、体にも負担がすくないカフェインレスコーヒーは個人的にも気に入っていて、常備しています。なによりも美味しいカフェインレスコーヒーが増えてきた印象もありますね。

 

日本ではカフェインを90%以上除去されていれば、カフェインレス、デカフェと表記ができます。ただ、どうやってカフェインを除去してるのかとても気になりますよね。なんとなく体にも良くなさそうなイメージがありますし。。。

 

そこで、今回はカフェインを除去する方法について解説していきます!

 

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カフェインレスコーヒーの生豆

 

カフェインを除去する方法

コーヒー豆からカフェカフェインを除去する方法は3種類が主流となっています。

 

①有機溶媒を使う方法

別名ケミカルプロセスプロセスという方法で水に溶けない物質を溶かす液体の有機化合物を使用し、カフェインを除去します。

残存性の問題や発がん性など健康へのリスクが問題となっているため、日本では使用が認められていません。

 

②水で取り除く方法

スイスウォータープロセスやマウンテンウォータープロセスという名前で知られており特徴としては水だけを使用し、化学溶剤を使用しないところです。使用するものはその名のとおり水だけなので、安全性も高いです。

 

③二酸化炭素で取り除く方法

二酸化炭素を使う方法では圧力と温度を調整することでカフェインを効率よく溶かします。二酸化炭素は通常は気体なので、圧力をかけて気体と液体の両方の性質を持った状態この状態にします。(この状態のことを超臨界と言います)

 

スイスウォータープロセス

 日本でも一般的に知られている水で抽出する方法、スイスウォーター式について順序だてて説明します。

 

1.生豆を水に浸します。この水は生コーヒー豆エキスと呼ばれ、カフェインだけを除いた可溶性コーヒー成分で飽和された水です。

2. コーヒーの生豆をエキスの詰まった水に入れ浸します。水に溶け出しやすいアミノ酸など溶け出そうとしますが、処理水にはすでに溶け込んでいるため溶け出すことができません。一方、カフェインは処理水に含まれていないので、溶け出すことができます。

 

3.溶け出たエキスをカーボンフィルターと呼ばれるカフェインのみを捉えるフィルターに通過させ少しづつカフェイン除去していきます。

 

4.カフェインだけを除去する作業を繰り返し行うことで、カフェインを取り除いていきます。

 

これで99.9%以上のカフェインが除去できます!

 

水につけてカフェインを除去することで味が落ちるのではと思われますが、味わいは通常のコーヒーと比較しても違いが無くなってきたのではと思います。

 

もちろん元々の豆の質にもよりますが、カフェインレスコーヒーの方が飲みやすいコーヒーだと感じます。

 

夜でも時間を気にせずにコーヒーを楽しみたい。体質的にカフェインが苦手な方や控えてる方でも、安心して楽しめるのカフェインレスコーヒー、是非味わってみてくださいね!

 

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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