主にコーヒーと空旅です。

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ネルドリップでコーヒーを淹れてみよう

ネルドリップで淹れたコーヒー。

イメージとしてはちょっと贅沢なコーヒーというイメージがありますね。

 

ネルドリップでの抽出は実はペーパードリップが普及される前から行われていたもので、ペーパーの代わりにネルを使ってコーヒーを抽出します。

 

お湯の注ぎ方で味の違いが出やすいので、喫茶店のマスターなどプロにも好まれる抽出方法でもあります。

 

また、コーヒー好きの方達からもとても人気があり、最も美味しい淹れ方とも言われていますよ。

 

今回はこのネルドリップについて解説していきます!

 

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ネルとは

ネルはフランネルを略した名前で、柔らかくて軽い毛織物のことを言います。
洋服のネルシャツと同じ素材で、コットンを素材としています。

 

抽出方法はペーパードリップと同じになりますが、ペーパーよりも濾過が早いという特徴があります。

 

ネルは目がペーパーよりも目が粗いため、ペーパードリップで抽出するよりもコーヒーの成分が抽出されやすくなります。ほどよくコーヒー豆の成分(コーヒーオイル)が落ちるので、うまみがありこってりとした風味になります。

 

ネルの下準備・手入れ方法

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【ネルの下準備】*重要*

新品のネルは表面にのりがついてるので、必ず煮沸する必要があります。(洗剤や漂白剤使用はNGです)煮沸時間は15分、少量のコーヒー粉や抽出後のコーヒーのでがらし(目安として水500ccにコーヒー粉5g)をいれると、コーヒーの味をなじませることができます。

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【使用後のお手入れ】

使用した後は、しっかりもみ洗いをしてコーヒーを落とします。その後は水を淹れたタッパーや瓶に入れて冷蔵庫のなかで保管してください。水はこまめに取り替えて、最低でも1日1回は水を交換してください。

 

使用頻度が少ない場合は、少量水をいれたジップロックにいれて冷凍庫内で保管することもオススメです。

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ネルは使いこむとで、目詰まりしてきます。10回をめどに初回時のように15分煮沸して、清潔に保つようにしてください。大体40~50回くらい利用したら新しいネルと交換しましょう。

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上:約50回使用したネル 下:新品のネル

ネルドリップでの抽出方法

【用意する物】

  • ネルフィルター
    抽出する量を考えて適切なサイズのものを用意しましょう。
    ※写真は1~2名用です
  • ハンドル
    ネルフィルターを取り付ける道具です。手で持って抽出しますが、ハンドルを固定するためのスタンドを使うとより安定して淹れることができます。
  • サーバー
    抽出したコーヒーを落とすために必要です。
  • コーヒー粉とお湯
    コーヒー粉は中挽きがオススメ、粉の量にあったお湯の量を淹れることがポイントです。お湯の温度は約90度がベスト。沸騰後は少し冷ましてから使うようにしましょう。

【コーヒー粉の目安】

1杯分の目安としては、コーヒー粉10-12g、お湯は150ccが適量です。2杯分でつくるとより安定して抽出ができます。

 

   水気がなくなるまで絞ります

取り出したネルを水洗いし、水気が無くなるまで絞ります。キッチンペーパーを使って水分を取るのでもオススメです。

 

②    ネルをハンドルに取り付けます

縫い目が外がになるようにネルを通します

  

③ 粉をならす

コーヒーの表面をならします。スプーンの柄の部分を利用すると整えやすくなります。

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④ 蒸らし

真ん中からゆっくりとお湯を注ぎます。
ネル全体にお湯が行き渡ると、少量のコーヒー液が落ちてきます。蒸らしの時間は20~30秒が目安です。
 

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 ⑤ 抽出

蒸らしが完了したところで、中心から"の"の字を書くように注いでいきます。
中心から泡がでてきたら、ゆっくり泡の周辺を注いでいきます。膨んだ泡が萎む前に次のお湯を注いでいき、目安としては5~6回に注ぎ分けます。

 ※ネルのフチは粉の量が少ないで、真ん中に注ぐようにしてください。
  蒸らしから抽出までを3分間で行うのが目安になります。

 

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⑤ カップに注いでできあがり!

コーヒーのうまみがしっかり抽出された、コーヒーの出来上がりです。

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いかがでしたでしょうか?

 

他の淹れ方に比べて、下準備や保管方法などひと手間かかるのがネルドリップですが、その分コーヒーを淹れる作業にじっくりと向き合うことができます。
ネルも清潔に保ち、しっかり管理すれば何度も使えるのも良いですよね。

 

ひと手間かけたネルで淹れたコーヒー、おいしく味わってみてはいかでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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