コーヒー豆の品種について 知っておきたいコーヒーの基礎知識②
コンビニコーヒーは好きですか?
最近はどのコンビニチェーンもレジ近くにコーヒーマシーンを置いていて、利用された
事がある方も多いと思います。
毎年味も良くなっていて、どんどん美味しくなっていますよね。
お値段はたったの100円。
ボタンをプッシュするだけで、手軽に美味しいコーヒーが飲めるのも嬉しいところ。
私も挽き立ての香りにつられて、ついつい買ってしまいます。
ホットだけでなく、暑い季節に飲むアイスコーヒーもまた美味しいんですよね^^
ところで、コンビニでコーヒーを買うときに"アラビカ豆100%使用"といった文字を目に
したことがあると思います。
アラビカ豆というのは一体どういった特徴があるのか、他にどんな豆があるのか、
今回はコーヒー豆の品種について探っていきたいと思います!
コーヒー豆の品種
コーヒーノキに分類される植物はおおよそ70種くらい種別があるといわれています。
その全てが商業(飲料として)利用されておらず、実験用や飲料に適していないものも多いいです。
70種類ある種別のうち、世界で流通されているコーヒーの種は下記の3つに分けられます。
- アラビカ種
モカ、キリマンジャロ、ブルーマウンテンなどよく知られています。聞いたことのあるコーヒーの銘柄が多いです。
- ロブスタ種(カネフォラ種)
酸味はほとんどなく強い苦みが特徴で、病気にも強い品種です。インスタントコーヒーや缶コーヒーの原料をメインに使用されています。
*ロブスタはカネフォラ種の品種の一つですが、知名度が高くカネフォラ種の代名詞です。
- リベリカ種
生産量が極端に少なくアフリカの一部の地域でのみ栽培されています。全生産高の1パーセント未満のため、ほとんど流通していません。
日本で流通し普段から飲んでいるコーヒーは、アラビカ種とロブスタ種の2種類です。
それでは特徴をみていきましょう。
アラビカ種とロブスタ種の違い
アラビカ種
アフリカ・エチオピアが原産国
香りや味わいが優れている
病気や害虫からの被害にかかりやすい
暑さ寒さに弱く、寒暖差のある1000m~1500mの高地で栽培されることが多い。
水はけがよく、肥沃な弱酸性土壌が必要。
カフェイン含有率:0.8~1.4%、アラビカ種が病気や害虫に弱いのもカフェインが少ないのが理由の一つです。
栽培は難しいですが、香りや味わいが優れています。
生産数も多いため世界のコーヒー豆生産の約65%がアラビカ種です。
ロブスタ種
アフリカ・ヴィクトリア湖(ケニア・タンザニア・ウガンダ)原産
酸味や風味がほとんどなく、苦みが強く渋みが強い
病気や害虫にも強く丈夫
寒さや乾燥には弱いが、どんな土でも育つ
カフェイン含有率:1.7~4%、強い(ロブスタ)の名の通り、カフェインもしっかりと含まれています。
低地でも栽培可能、病気にも強いので比較的簡単に栽培が可能。
苦みと渋みが強いためそのまま飲まれることは少ないため、一般的には缶コーヒーやインスタントコーヒー用として、利用されることが多い。
品質や価格について
アラビカ種とロブスタ種を比較すると、アラビカ種のほうが品質価値が高くなります。
有名コーヒーチェーン店や焙煎店で扱っている豆は、殆どがアラビカ種となります。
品質がよい分、アラビカ種の方が価格が高く、ロブスタ種の方が安価になります。
今回のまとめ
・コーヒーの品種は2種類、アラビカ種とロブスタ種となります。
・アラビカ種:栽培は難しいですが、香りや味わいが優れています。
・ロブスタ種は病気にも強く栽培もしやすい。苦みと渋みが強いためそのまま飲まれることは少ないです。
・品質と価格: アラビカ種 > ロブスタ種
・カフェイン含有率: アラビカ種 < ロブスタ種
どちらの品種もコーヒーとして広く飲まれていて、それぞれニーズにあった使われ方をしているのがわかりますね。
コーヒーを飲む時に、これはどの品種かなと意識しながら飲むのも楽しいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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